う〜む、公開して2日目なんでネタバレは出来んので雑感をば。

過去二度ほどここで大林監督はもう尾道では作品を
撮らないのではないか?と書いてまいりました。
本作品も長野ロケなのでち〜と残念とか書いていましたが、
いざ観てみますと「A MOVEI」が復活しておりますし
(確か近作では無かったような?なにせ大林さんの映画を
映画館で観るのは「はるか、ノスタルジィ」以来なもんで・・・)
演出の部分でも新旧尾道三部作をすべて観ている人には思わず
ニヤリとする場面が多々ありまして(例:エンディングでヒロインが歌う)、
全編にわたり

        ”我が原点は尾道”

をアピールしているかのように思えました(んで実際に・・・)
まあ、こりゃ間違いなく30〜50代の人をターゲットに
して撮ってますなあ。
最近監督は文芸的な作品を多く撮られていましたので、
まあ感想として真っ先に思い立つのは”監督お帰りなさい”です。
やはりこの人はこういう作品を撮らねば。

エピソードについては旧作とほぼ同じなのですが話の展開は
大きく異なります。
昨今の韓国映画を髣髴とさせる唐突な展開にはち〜と戸惑い
ましたがラストは巧く纏めましたねえ(追記1:個人的には旧作
と変わらんぐらい好きなラストシーンです)
主演の2人(ヒロインの子は若かりし頃の原田知世によく似てますね)
も実にいい演技してました。将来楽しみです。
(追記2:「あの夏の日、とんでろじいちゃん」の主役の子も大きく
 なったなあ。そりゃ〜宮崎あおいも結婚するわけだ。
 しかし、最近歳のせいか年月の経過が判らなくなってきたよ)

まあこの映画が万人に受けるか?
昨年の「時をかける少女」のようにじわじわとヒットするのか?
そのあたりはよく判りませんが大林監督の作品が好きな人は
とにかく必見と言える作品だと思います。

コメント

nao
2007年6月30日6:58

さっそくご覧になられたのですね(^^)
大林監督の味が思う存分出ているような作品ですねー。
静岡ではどこで上映しているのか、まだちょっと調べていないのですが
もし近くで上映していたら、観に行こうと思います(^^)

underhand54
underhand38
2007年6月30日23:24

>naoさん
これは大林監督の近作では”会心の当たり”の
ような気がしますので是非。

とはいえ、上映場所が少ないですねえ(ToT)
私の若かりし頃は角川映画も勢いがあったのですが、
最近は良い映画公開してくれる割にはちと元気が
ないのが残念。

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