DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/09/23 ¥3,990 援助交際をしている高校生のチョヨンに嫌悪感を覚えながらも、警察に見つからないように見張りをしている親友のヨジン。ところがある日、見張りを怠ったばかりに、チョヨンのいるホテルに警察が乗り込み、逃げ場を失った彼女はホテルの窓から飛び降りてしまった。チョヨン亡きあと、ヨジンは、彼女が関係を持った男を尋ね歩き、援交で得た…お金をば関係を持った男どもに返してゆく。

んで、それをひょんな事で知ってしまったヨジンの父ちゃんは
男どもに天誅を下していくのだが・・・というお話。

世の男に対するヨジンとヨジンのお父さんの復讐譚の
話って事なんですかね?
この映画、映像も音楽も美しいですなあ。
結末はどうにもやり切れんものがありますが、こういう世の無常
とも云うべき話、昔のATGの映画にも通じるような気もしますな。
んで、こういう内容の映画を日本で撮りますと
所謂”○○体当たりの演技!!”なんて言葉で宣伝され、
ただのエロ映画になってしまう可能性が高いですが、
そうならないところがこの監督さんの巧い所か。
(といってもこの監督の映画は”春夏秋冬、そして春”
 とこれしか見た事ありませんが)
確か、昨年この映画の監督の”弓”という映画が公開された
ような記憶がありますが、DVDになったら観てみようと思います。

コメント

みかん
みかん
2007年3月12日22:49

キレイですよね〜。
ラストのロングショットの美しさといったら!
キム・ギドクは<贖罪>をテーマにした映画ばかりを撮っていますが、
「サマリア」は友人の罪を、主人公が償い、主人公の罪を父が償うという
入り組んだ構造です。(カエルの唄みたいな輪唱構造)
やがてヨジンが親になったとき、父の罪と痛みに気づくのでしょうね。
それゆえに、ラストのロングショットはせつなすぎる!

underhand54
underhand38
2007年3月13日21:34

なるほど贖罪がテーマなんですな。
私、パク・チャヌクとかポン・ジュノの映画が好き
なんですが、キム・キドクは実に穏やか画を撮りますね。
(少々エグイ描写もありましたが)
ラストは親爺の娘に対する
「わしはもう傍についてやれないが、これから達者で暮らせ」てなメッセージを感じまして切なかったですね。

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