岩井俊二初プロデュース作品/熊澤監督の2もしくは3作目
って事で私も大いに期待して観に行きましたが期待通りで
ございました。
個人的な印象としましては熊澤監督の映画は

     「とっつきやすい岩井俊二」

って印象を持っているのですが本作もそんな感じを受けました。
ただし「ニライカナイからの手紙」と比べますと情感に訴える
ような描写は思った以上に少なくて比較的淡々としていたよう
に思えましたのでそのあたりで好みが分かれる作品になるかも
しれません。
話の内容は全然違うけど印象としては「アメノナカノ青空」に
近いかな?
個人的には非常にお勧めの映画なんですが。

公開初日ですのでネタバレは避けますがラストは岩井俊二の
「LOVE LETTER」っぽかったですね。
前作?の「ニライカナイからの手紙」と同じ感想になりますが、
電子メールなどデジタルなものと違って”直筆”って持っている
重みが違いますな。
話の内容/キャストの演技等は全然問題なくって総じて良いです。
主役の二人はもちろんの事、短い出番ながら蒼井優はこの映画
でも存在感を発揮しております。
相田翔子の哀しさはわけ〜者にはわかるまい。

画を見るかぎり篠田さんの後継者もちゃんと育っているよう
で嬉しいかぎりです(余談ですが先日改めて「死国」を観なおし
ましたがやっぱり画はいいですな)

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