フラガール＆ゲド戦記

10日ぶりに日中に床から起き上がれたので休養がてら
映画館をハシゴしました・・・・・。

どっと疲れが出たので簡単に・・・後で追記するかもしれません。

＞フラガール
この手の映画はもはや邦画の定番であり、プロットとしては
寅さん映画のごとくお決まりのものなのですが、やはり0から
創めて最後に大輪の花が咲くストーリーってのはいいものです。
この映画では冨司さんと松雪さんの”漢っぷり”が素晴らしい。
蒼井優さんのダンスシーンについては「花とアリス」と同じ
印象・・・本人も巧けりゃ見せ方も巧い。
この人一発でで主役を食っちゃいますね。

私が今まで雑感を書いてきた映画は一般受けするかどうか微妙
な作品が殆どですが、この映画は面白いのでぜひ映画館で観て
くださいませ。本当にお勧め。

＞ゲド戦記
巷では酷評されておりますがそんなに悪くないですよ。
ただしジブリアニメとしてみますとかなり異色ではないかと。
少しダークな世界観は「太陽の王子ホルスの大冒険」に近い
かなと思います(古いって・・・）
恐らく原作どおりではないのでしょうね。
今の世相を少し風刺気味に入れて話を繋げたような印象を
受け純粋にファンタジーを観ている気がしませんでしたな。

　冒頭のいきなり親父が刺されるシーンについては

　　”近頃の若いもんは何考えてるかわからねえし・・・”

と自分なりに補完しましたし・・・。
（夏川結衣さんの出番はすぐ終わった・・・・）

虚ろな眼をして苦悩する主人公アレンは今の私を投影して
いるようで観ていて思わず苦笑しましたが、その抑うつ状態の
アレンがテルーにカウンセリングを受けて覚醒するまでの話（(注）たとえ話です）がかなり長くて、覚醒後もジブリアニメの主人公特有の”はっちゃけた活躍”を見せてくれませんので少し盛り上がりには欠けましたね・・・・この点が残念。
（「時をかける少女」の方がジブリっぽいという意見には頷ける）

話の中で謎の部分というかほったらかしの部分もありますが・・・（なんでテルーが○になるんだろ？）まあそこは気にしねえ事にしました・・・判らなくて話が破綻していたわけではないですし。
いっその事「スターウォーズ」みたいにシリーズ物にしちゃえば？
とも思いました。
あとは「テルーの唄」の作曲は谷山浩子さんなんですよね。
これは素晴らしい。