姑獲鳥の夏

2006年1月24日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/11/25 ¥4,935 昭和20年代末の東京。雑司が谷にある大病院に奇妙な噂が。なんと院長の娘が20ケ月もの間妊娠、しかも娘の夫が忽然と姿を消したという。さらにこの病院で新生児が姿を消したり、元看護婦が謎の死を遂げたりも。これらすべての事件を古本屋の店主であり陰陽師でもある京極堂が解いていくことに……。 日本らしい伝説と禍々しさが作り上…

タイトルの”姑獲鳥”を「うぶめ」と読ませたのにはそれなりの
ワケがあったのですな。
ジャケットの禍々しさといしだあゆみ氏が「ウァオッ」って叫ぶ
CMスポットがかの「金田一幸助シリーズ」を髣髴とさせ、これ
は面白そうだと思って借りてみました。

”なんと院長の娘が20ケ月もの間妊娠、しかも娘の夫が忽然と姿を 消したという。”

特にこの部分が”おおっー、これはなんとも禍々しくてよいでは
ないか!!”
と思わせたわけですが、その点においては・・・・まあ、
「犬神家の一族」とか「八墓村」なみのパンチのあるギミックが
ほしかったですなというのが正直な感想。
話としては実にシンプルでしたな。
ちょっと私には事件のカラクリが少々強引に思えましたが、原作
もこうだったんでしょうか?
面白かったのは面白かったのですが、エンターテイメント映画としてみると今ひとつ地味な印象を受けました。

監督さんは実相寺昭雄氏。
映画では「屋根裏の散歩者」も観た事がありますが、この人の映画はいつも独特な造りですね。
で、現在放映されているウルトラマンで”変わった話”が出てくるときまってこの人が監督していますね。

「やられたら同じ事をやりかえす怪獣(最後は楽器に・・)」
「現代社会にあきれたメトロン星人が帰郷する話」

子供は理解出来ないかもしれないけど一緒に見ている親が
ニヤリとするような面白い話を作ってくれています。
今後も期待したいですね。

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